骨盤を整えると痩せる?|正しい筋肉使いでスタイルも良くなる
ツイート骨盤のゆがみはほとんど生活習慣に問題があって起こるものです。
普段の姿勢や生活習慣を見直せば、骨盤は整いやすくなります。
「骨盤を整えると痩せる」とも言われますが、正確には脂肪が減ったというわけではないと思います。
骨盤を整えることで内臓の位置が正しくなり、筋肉も正しい位置につくようになるので、
結果的にプロポーションが良くなってくる(=痩せて見える)ということです。
ちょっと骨盤を整えたら○cm細くなった、などというのは骨盤が締まったり
内臓や筋肉の位置が正しくなるので、効率良く筋肉が使われるようになったり
リンパの流れが良くなってスッキリするからです。
脂肪は急には無くならないので、ついていたお肉がなくなるには
しばらく時間はかかるでしょう。
とはいえ、骨盤を整えることは美容にも健康にも効果的です。
日常生活の中のちょっとした習慣を変えるだけで、
骨盤が整いますし、元に戻りにくくなりますよ。
骨盤を整えるためのコツをいくつかお伝えしますね。
1つめは座り方です。
実は座っているだけで坐骨部分はどんどん広がってしまいます。
1日のうちで座っている時間が長い人は、何らかの骨盤対策をしたほうがいいですね。
座っていても坐骨の広がりを最小限にする方法には、次のようなやり方があります。
1.脚をそろえてイスに座ります。
2.お尻のお肉をお尻の下に丁寧に入れてください。
3.上半身は軽く伸びをして下腹部を軽く上に持ち上げるようにします。
4.脚は後ろに引かずに、軽く前に出します。
このとき、ひざは直角より少し広いくらい(95度くらい)にしましょう。
脚を開いて座ってしまうと、せっかくお尻のお肉を丁寧にしまいこんでも、
また坐骨が広がりやすくなってしまいます。
女性は特に内転筋が弱い人が多いので、脚をそろえて座るのが苦手な場合も多いです。
気がついたら電車やオフィスで脚を広げて座ってた…なんて恥ずかしい経験はありませんか?
これも内転筋が鍛えられてないので、無意識に脚が開いてしまうんですね。
自宅なら、イスに座っている時にストッキングの使い古しなどで、太ももの真ん中あたりを
脚が広がらないように軽く結わえるようにしておくと、脚が広がりにくいので坐骨の広がりが抑えられます。
まずは座り方に気をつけましょう。
2つ目は立ち方です。
正しい立ち方をすると、多くの人は体がキツくて長く続けられないと言います。
正しい立ち方は、自分があやつり人形になったイメージで、
頭の上からピンと糸で吊られているような立ち方です。
前後から見ても、左右から見てもすべて一直線になるような立ち方です。
これは慣れないと全身に力が入りがちなので、もう少しやりやすい立ち方をお伝えしますね。
1.脚を揃えて立ち、一度つま先立ちになり踵とそろえてゆっくり下ろします。
2.肛門を軽く締め、おしっこを止めるように意識します。
3.下腹部を軽く上に引き上げます。
4.おなかの前に手を持っていき、左手で右手首をつかんで、上半身を軽く上に伸びをします。
この立ち方を意識すると、骨盤が整ってくるのでおすすめです。
最後は呼吸です。
意外かもしれませんが、呼吸の仕方で骨盤が開いたり閉じたりします。
骨盤を矯正する前に、呼吸法をマスターしておくことで骨盤が動かしやすくなり、
骨盤を引き締めたりする効果が出やすくなるのでおすすめです。
骨盤の幅を適正な状態にする呼吸法は、
1.仰向けになって寝ます。
お尻のお肉はお尻の下にしまいこむ感じにし、脚は軽く開きます。
2.右手の上に左手を添えて、両手でおへそとみぞおちの間を2センチほど抑えます。
3.このままで鼻から5秒間息を吸い込み、息を吸いこんだら10秒間かけて口から息を吐きます。
4.これを8回(2分程度)行ってください。
こうした3つの骨盤を整える方法を習慣づけておくと、
骨盤矯正のエクササイズの時に効果が出やすくなるようですよ。
日々のちょっとした習慣なので、意識してみてくださいね。